1282 JBL 24822485用ダイアフラム


2482、2485専用 (中音用ドライバーが2440相当の特性になります。)
1282 (8Ω、16Ω) 製造完了
許容入力 : 75W(連続)
 詳細は こちら をご覧ください。

スロート口径と同じ内径のチューブを取り付けて測ったトータル・パワー・レスポンスです。

RADIAN 1282−16 : 実線
JBL D16R2482   : 破線

JBL24822440と基本設計はほぼ同じですが、ダイアフラムの周りのリングが太くなっており、取り付けるためのネジやガイドピンの位置が違っているため、互換性はありません。ダイアフラムの材質もフェノールになっていますので、充分な剛性が得られず高音域が犠牲になっています。
メリットは耐入力が大きいということですが、それも最近のハイパワー化の前では不充分です。やはり、2インチドライバーに中低音を受け持たせるのは得策とはいえません。音質も明らかに聴き劣りがしますので、最近ではほとんど使われなくなってしまったのも一理あります。
しかし、基本的性能は非常に優れていますので、倉庫に眠らせておいたり、産業廃棄物として捨ててしまうのは、あまりにももったいない話です。
是非このダイアフラムに交換していただいて、本領を発揮させてやってください。
単に4kHz以上の特性が2440と同等以上になるだけではなく、フェイズプラグによるイコライジングが最近のドライバーと比較しても素直なため、非常にナチュラルなサウンドが得られます。周波数特性的にいえば、あくまでコンプレッション・ドライバーですので、高域限界があり、高音域がなだらかにロールオフしていますが、これを超高音域までフラットにするにはツィーターなどを追加せず、良質なイコライザーでブーストしたほうが、はるかに良い結果が得られます。5kHz以上では波長が短いためツィーターとの位相を合わせることは実質的に不可能ですし、イコライジングによる位相の回転もロールオフに伴うドライバー自身の位相回転を打ち消す方向に作用しますので、イコライザーによる補正の方が合理的で、なおかつ音質的にも優れています。なお、オリジナルのダイアフラムの6kHz付近の大きな落ち込みは、フェイズプラグに対してダイアフラムが同じ位相で振動していないため、打ち消し合いが起きているからで、ここをいくらブーストしても音圧は上がりませんし、ここでツィーターとつなげようとしても、データ上でも聴感上でも良い結果は得られません。
特注のイコライザー型ネットワークにより、2ウェイで2482を楽しむことも可能です。

詳しくは こちら をご覧下さい。


Top Page