MJ 無線と実験
1993年11月号

タイのミュージックシーン
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特徴を活かした、第一線で活躍しているエンジニアには至極当然といった
使い方であり違和感はなかった。


ショートインタビュー

ギターのチューニング
「シュアーの57や58もあるよ。」
「58を録音に使うこともある?」
「まずないね。特別なボーカルを録る時だけだね。」
「今のはどうかわからないけど、昔のトランス内蔵型の58はヘッドフォン端子
につなぐとちゃんと音が聞こえるよ。インターフォン代わりに使ったら?だいぶ
前にコンサートの現場でインカム代わりに使っているのを見たことがあるんだ。」
(一同爆笑)
「面白い話のお礼にこちらも裏技を披露するよ。」

アシスタントエンジニアの彼がヘッドフォンを生ギターに掛け、チューナーに
つなぎチューニングする。(次のページ参照)
(もし、このテクニックをスタジオの方々が採用された場合は、ロイヤリティーと
して録音されたCDを彼にプレゼントして下さい。)


日本のミュージシャン
「以前、ここでカシオペアの向谷さんが録音していきましたよ。」
「えっ、そうですか。日本へ戻ったら早速調べさせてもらいます。」

帰国早々レコード店のカタログで調べるがさっぱりわからない。思いあぐねて
アルファ・レコードへ電話する。
担当の女性が出てくれて調べてくれることになる。

そしてその結果は・・・・・・・

「1989年にコンピューターゲームの「三国志II」の音楽用にタイへ録音に
行っていますので多分それだと思います。そのCDはKOEIから出ているよう
です。それから9月には新譜が出ますのでよろしく。」