エンジニア の 独り言

バスレフについて


このスピーカーの周波数特性を見て、どの位の口径のウーファーを採用した
システムを想像されたでしょうか。
実は、RADIANの20cm口径の同軸型スピーカー5008を約80リッターの
エンクロージャーに装着したスタジオ・モニターの周波数特性です。


こちらは同じ5008を180リッターのエンクロージャーに取り付けた時の特性ですが、
容積の大きなエンクロージャーの威力で20cmながら50Hzまで平坦という信じられ
ない特性が得られています。
ただ、バスレフのポートからの低音が少し強すぎるせいか、肩特性が張ってしまって
おり、ポートの面積を半分にしてバスレフのチューニングを40Hzに下げた方が良い
結果が得られるようです。


こちらは同じユニットを120リッターのエンクロージャーに取り付けた時の特性ですが、
バスレフを効かせたチューニングにもかかわらず、非常にダンピングの良い締まった
感じで、60Hzまでバスレフらしい動作をしているようです。

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