左のチャートはJBL2450Jに2kHz(電圧:2V)の正弦波を入力した時の高調波歪みの特性です。
こちらは同じドライバーでダイアフラムのみラジアンの1245−16に交換した場合の特性です。 2kHzでの出力が5dBアップしているにもかかわらず、4kHz/6kHzの2次/3次高調波歪みが激減していることがお分かりいただけると思います。 しかも、オーディオ・マニアの間で、特に問題とされている、超高調波歪みに関しては、全く検知できないほど低いレベルに抑えられています。 中には、実際に音圧が上がっているのにもかかわらず、高音が出ていないと感じられる方もいらっしゃるようですが、高調波歪み成分を高音と誤解されている場合がほとんどですので、一度、キャリブレーションが済み、歪みの少ない音が基準になると、もう二度と元には戻れなくなるようです。
このチャートはJBL2450Jに2kHzと2.5kHzの正弦波を入力した時の混変調歪みの特性です。
こちらは同じドライバーでダイアフラムのみラジアンの1245−16に交換した場合の特性です。 こちらも2kHz/2.5kHzにおける出力がアップしているにもかかわらず、混変調による歪みが激減していることがお分かりいただけると思います。 この混変調歪みは、楽器などから発せられる倍音成分とは、出方が異なりますので、高調波歪み以上に悪影響を及ぼします。 歪みの多いサウンドに慣れきってしまった耳を一度キャリブレーションされてみてはいかがでしょうか。